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<税務調査の概要-1>
私が会計事務所に勤務して
初めての税務調査立会は
確か個人のコンビニだったかと思います。
まだ会計事務所業務もよく覚えていないにも関わらず、
大先輩のおじいさん職員さんが
同行させてくれたのを覚えています。
今思えば、申告書作成も
お手伝い程度だったので、
あまり当事者意識がなく、
なんとなく終わってしまったように思います。
その時の調査は確か調査官が一人で来て、
現地調査は1日で終わったと思います。
その後、
様々な税務調査に立ち会ってきました。
税務調査をよく知らない方向けに
中小の法人さんの税務調査の概要を
ザッとあげてみますね。
[税務調査の流れ]
お客さんのところで行う現地調査
1〜2日程度
3日間は中小の会社さんではあまりないですね。
売上が10億円単位になってくると
3日間の確率があがります。
調査官の人数
基本2人
海外が絡む案件があると、
海外関係に特化した調査官が1人追加で
3人のケースもあります。
比較的軽めの調査だと、
調査官が1人のケースも結構あります。
法人税、消費税関係の2日間の調査パターン
<1日目>
(am)
参加者全員のご挨拶。
社長から会社や最近の取引の概要聞き取り。
総勘定元帳の確認。
2人できている場合、
売上関係と、仕入関係で
別々にチェックスタート。
昼食は12:00~13:00の1時間、
ほぼ確実に外出します。
一度だけ
お客さんのところで食べた調査官がいましたが
お金を払いました。
このあたりはかなりキッチリしています。
(pm)
午前中に引き続き、
総勘定元帳の確認から
請求書や納品書、
契約書などの現物確認。
帳簿チェックから
場合によっては確認事項などの
宿題が出て1日目終了。
<2日目>
(am)
前日の宿題の確認。
前日に引き続き、
総勘定元帳の確認から
請求書や納品書、
契約書などの現物確認。
売上関係と仕入関係が終わると
経費関係や給与関係のチェック。
(pm)
最終のチェックを行い、
調査全体のまとめに入ります。
ここからのパターンは様々です。
細い指導事項や、
特に否認事項がなければ、
調査官も戻って上司に報告、
1週間以内には電話で調査終了の連絡がきます。
以前は特に修正事項がないと
こちらから連絡しないと
電話すら来なかったこともあります。
修正なしのパーフェクトの場合、
申告是認通知
の発行もあり得ます。
私が以前勤めていた会計事務所に
3回連続調査是認!!!!
という伝説の税理士さんがいました。
その話はまたいつか。
では否認事項があった場合は、
長くなりそうなので次回へつづく・・・・・
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<編集後記>
4月が終わり、
今年も1/3が終わってしまいましたね。
会計事務所は
法人の5月申告の3月決算業務までが
前半のヤマといった感じでしょうか。
でもこれもハッキリ言って
担当している会社の決算時期
次第ですよね。
以前私は6月決算、8月申告法人が
8件
ありました。
ですから5月より
8月のほうが忙しかったですね。
担当している会社さんの
決算期次第
で忙しさは違うというお話でした。
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ちなみに私は税理士ではありませんので、
税理士先生の事務所にて
税理士補助
としての立場で税務に関わっております。
このブログは
あくまで私の実務経験上のお話であり、
あなたが実務の現場で業務を行う際の
参考程度にしてください。
あなたの実務においては、
税法等の各種法令や通達をご確認いただき、
税理士先生ご自身や、
ご自分が勤務している税理士先生、
上司の方や諸先輩方々の
判断に従ってください。
記事の内容を実践して
損害等が発生しても、
当方は一切責任を負いませんので
ご了承ください。
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