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<相続時精算課税の手続きと贈与税>
財産の移転行為は一般的に、
売買
相続
贈与
あたりかと思います。
財産の移転行為には必ずと言っていいほど
税金
が付きまとうわけですが、
少しでもその税金を抑えられないかと
私たちに皆さんご相談くださるわけです。
その中でも今回は
贈与
についてのお話。
というのは、贈与というのは
税金の中でもとりわけ
高税率
なんです。
こちらをご覧下さい。
国税庁ホームページ
https://www.nta.go.jp/taxanswer/zoyo/4408.htm
一般贈与財産の場合、
110万円の基礎控除後の金額が
1,500万円を超えると
50%
の税率が待ちかまえています。
そもそも贈与税は相続税の
補完税
ですから、
生きている人からタダで財産を貰うなら
「高い税金を納めてください」
というわけです。
で、
「何とかならならないの?」
ということで、
考えられる一つの方法として、
相続時精算課税
があるかと思います。
暦年課税と相続時精算課税制度は併用できない
この制度は、
2,500万円まで無税で贈与
できるんですが、
その贈与者がなくなった際は、
この制度を利用した贈与財産は
相続財産として再度戻し入れて
相続税を計算してくださいね、
というものです。
また、2,500万円を超えた場合は、
一律20%の贈与税を納めてください、
その贈与税は相続時に、
相続税に充当されます、
というものなので、
ひとまず損はなさそうです。
国税庁ホームページ
https://www.nta.go.jp/taxanswer/sozoku/4103.htm
将来確実に相続税が
発生すると思われる場合は
亡くなる前の早い段階に
財産の移転ができますから、
何かとお金のかかる世代の方々は
早めの財産移転は
ありがたいのではないでしょうか。
また、相続の際に戻し入れる
贈与財産の価額は
贈与時の価額ですので、
将来値上がりが見込まれる財産であれば、
早めに財産の移転をしておく方が、
将来の相続税を
抑える効果も期待できます。
ただし、この制度を一度選択すると、
その贈与者からの贈与で
いわゆる暦年贈与の110万円の基礎控除は
一生使えなくなります。
あくまでも2,500万円の控除は
一生に一度だけなので、
2,500万円を超えた贈与の場合、
それ以降は必ず20%の贈与税を
納める必要があります。
コツコツ暦年贈与で
財産の移転をする事もいいと思いますが、
いかんせん時間がかかります。
贈与財産をうまく選択すれば、
将来の相続税を
抑える効果がありますので、
是非活用をご検討ください。
実際に活用する際は
細かい要件がありますので、
十分ご注意を。
https://www.nta.go.jp/taxanswer/sozoku/4103.htm
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<チェンジ・ワンポイントアクション>
〜〜変わりたいのに変われないあなたへ〜〜
「〜と思います」
で終わらせないで、
「〜します」
で行動する
自戒の念をこめて
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<編集後記>
毎月25日が給料日という方
わりと多いのではないかと思います。
しかも多くの方が
銀行振込
ですよね。
実は私の職場は毎月
手渡し
なんです。
もちろん
賞与も手渡し
です。
給与も賞与もいただいた日は
毎回ビビりながら真っ直ぐ帰宅します。
今日ももちろん真っ直ぐ帰ります。
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ちなみに私は税理士ではありませんので、
税理士先生の事務所にて
税理士補助
としての立場で税務に関わっております。
このブログは
あくまで私の実務経験上のお話であり、
あなたが実務の現場で業務を行う際の
参考程度にしてください。
あなたの実務においては、
税法等の各種法令や通達をご確認いただき、
税理士先生ご自身や、
ご自分が勤務している税理士先生、
上司の方や諸先輩方々の
判断に従ってください。
記事の内容を実践して
損害等が発生しても、
当方は一切責任を負いませんので
ご了承ください。
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