さまざまな経理資料の現実

人気ブログランキングに挑戦中↓↓↓↓応援よろしくお願い致します

=================================

<さまざまな経理資料の現実>

初めて会計事務所に勤務するようになって驚いたことがありました。
それは、「経理資料」はお客さんによってバラバラだということです。

「経理資料」と聞くと仕訳日記帳、出金伝票、入金伝票、振替伝票、
現金出納帳や預金出納帳、売掛帳、買掛帳などがイメージされますが、
現実はそんな整ったものにはなかなかめぐりあえません。

せめて現金出納帳、預金出納帳、売上帳、仕入帳があれば
かなり優秀な経理状態です。

裏を返せば、上記のような経理資料はない方が多いというのが現実。
といいますか、税理士事務所さんの取引先の規模により
経理状態も様々なんです。

私も今まで関与してきた中に、
法人税の申告書まで会社で作成してしまう会社さんもあれば、
クシャクシャの領収書を一枚一枚会計ソフトに入力して
会計データを作成するお客さんもいらっしゃいます。

昔からよく言われているのは、

「いただく報酬が低いお客さんほど手間がかかる」

ということです。
社長一人や、従業員さんがいても経理にまではなかなか
手間がかけられず、通常ご商売に関する業務でイッパイイッパイ、
とても経理の人など雇えない。

それでも会社を経営していくためにはお金の流れを形にして
いかなければならず、その依頼が会計事務所にまわってくるわけです。

・経費の領収書直打ち
・預金通帳から直打ち
・小切手の控えや、取引記録から直打ち
・売上の請求書直打ち
・仕入の請求書直打ち
・その業界特有の計算書から直打ち

などなど、「直打ち」とは上記のような原始資料から
直接会計入力することです。

つまり通常は

1,お金の動きがある

・・・・・・・・・領収書の受領、通帳の入出金記録など

2,会社で何らかの経理資料作成

・・・・伝票の起票や出納帳、売上仕入帳の作成

3,経理資料を会計事務所で会計入力

ですが直打ちの場合「2」がスッ飛ばされて、
お金の動きにつながる原始資料が直接飛んでくるのです。

実はこの作業、かなりの人生経験とパズルを解く力が必要といえるかも
しれません。
なんせレシートの店名から科目を考えて入力したり、売上や仕入の請求
金額と預金の入出金を紐付けして行ったりと、業種や取引量にもより
ますがはっきり言って手間暇かかります。

それのもかかわらず、もともと経理の人を雇えないくらい会社も厳しい
状況ですから、いただける報酬も低いというわけです。

ちなみに上記のような経理の状態の会社はいくらでもあります。
また、個人の確定申告になるとこのような方々ばかりです。

ですからある程度こちら(会計事務所側)も上記のような経理資料を
効率よくサバクテクニックが必要になるのです。

例えば会計入力する前に、

1,領収書を経費ごとや支払先ごとに分類する
※日付は会計ソフトが並べ替えてくれるのでバラバラでいい

2,売上と仕入や外注、経費の請求書をキッチリ分類する

3,銀行の振込票があれば、上記の請求書と一緒にしておく

4,通帳などは拡大コピーをして入出金の内容をメモ書きする

5,場合によってはエクセルを使って売掛、買掛の一覧表を作成してしまう

など、会計入力する前の段階で自分が入力しやすいように資料整理する
ことで、作業効率がアップし時間短縮につながります。

あとこれは精神的なお話ですが、手間の掛かる仕事は手をつけにく
かったり、気乗りがせず後回しにしがちです。

ですが、私の場合手間のかかるものとかからないものがあった場合、
先に手間のかかるものから手を付けるようにしています。

入力しにくいものから入力しやすいものへの流れのほうが
スピード感が増すように感じられ、早く片付くような気がするからです。

手間のかかるものとかからないもののどちらを先にするかは人それぞれ
かと思いますが、自分が効率よくサバケルパターンを作るといいかと思います。

経理環境の現実はなかなか厳しいものがありますが、
原始資料の直打ちなどを経験しつつ、その状態を改善するため
お客さんにいろいろ提案してゆくことも会計事務所の仕事かと思います。
=================================

ちなみに私は税理士ではありませんので、税理士先生の事務所にて
税理士補助としての立場で税務に関わっております。

このブログではあくまで私の実務経験上のお話であり、
あなたが実務の現場で業務を行う際の参考程度にしてください。

あなたの実務においては、
税法等の各種法令や通達をご確認いただき、
税理士先生ご自身や、自分が勤務している税理士先生の判断に
従ってください。

記事の内容を実践して損害等が発生しても、
当方は一切責任を負いませんのでご了承ください。

=================================

ご意見、ご感想はこちらまで : gmoai4482gmoai☆yahoo.co.jp

※☆を@に変えて返信してください。

注意:いただいたメールは許可無く引用させていただくことがありますので
ご了承ください。

またご質問をいただいても個別のご返答はいたしませんので
合わせてご了承ください。

まぐまぐから配信!!読者登録はこちら↓↓↓↓↓↓
スポンサードリンク




スポンサーリンク
スポンサードリンク
スポンサードリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク
スポンサードリンク