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<税務調査の概要-3>
>2つめは、
>まさに会社側の故意によるもの。
>なんらかの意図を持って
>数字をごまかしている
>というものです。
これはいわゆる、
仮想(かそう)
隠蔽(いんぺい)
でして、まさに脱税行為です。
税務上の罰金でも特に重い、
重加算税
35%!!
の対象になるものです。
私が立会った調査で
まともに
仮想、隠蔽
がでてきたものは1件だけでした。
私も知らなかったのですが、
会社さん側で
故意に利益調整
を行っていました。
それが税務調査で発覚!!
調査官が3人でしたが態度も急変、
穏やかなムードから
犯罪捜査
みたいになってしましました。
やはり税務調査の現場では結論を出さず、
後日、税務署に会社の社長と
税理士先生(+私)が一緒に呼び出されました。
そこでも調査時に回収した
証拠資料をつきつけられ、
修正申告内容の確認です。
重加算税の対象調査は
調査官の大金星!!
なわけで、税務署側にしてみれば
してやったり感がにじみ出ています。
また重加算税が発生した案件は
3年後に確実に調査に来る
これが厄介です。
ですから出来る限り、
重加算税
だけは回避するように
調査の最終段階で粘ります。
ちなみに
国税庁 重加算税
でググってみと一番上に
法人税の重加算税の取扱いについて(事務運営指針)
http://u111u.info/kxI8
という
国税庁長官の
税務署職員に当てた
重加算税の取り扱い注意事項
が出ています。
どういった内容が重加算税の対象になるのか?
会計事務所の人間でしたら
しっかり勉強しておきましょう。
法人税の重加算税の取扱いについて(事務運営指針)
http://u111u.info/kxI8
これ、ホント重要です。
熟読を!!
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<編集後記>
税務調査の記事が3回続きました。
今回は法人に関する
ザックリとした内容でしたが、
なかなか現場感のある税務調査の話って
聞けないかと思います。
今後は相続税の調査の話や、
調査に関する裏話的なものなど
私の知っている範囲でお話させていただきます。
「こんな事が聞きたい」
などがありましたら、
下記へメール下さい。
gmoai4482gmoai☆yahoo.co.jp
※☆を@に変えて返信してください。
メルマガにてお話させていただきます。
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ちなみに私は税理士ではありませんので、
税理士先生の事務所にて
税理士補助
としての立場で税務に関わっております。
このブログは
あくまで私の実務経験上のお話であり、
あなたが実務の現場で業務を行う際の
参考程度にしてください。
あなたの実務においては、
税法等の各種法令や通達をご確認いただき、
税理士先生ご自身や、
ご自分が勤務している税理士先生、
上司の方や諸先輩方々の
判断に従ってください。
記事の内容を実践して
損害等が発生しても、
当方は一切責任を負いませんので
ご了承ください。
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